2015年1月13日火曜日

米中小企業楽観度が8年ぶりに節目回復、賃金上昇

[ワシントン 13日 ロイター] - 米中小企業の業界団体、全米独立事業者協会(NFIB)が発表した昨年12月の中小企業楽観度指数は2.3ポイント上昇して100.4となり、2006年10月以来8年超ぶりの高水準を記録した。

節目の100を超えたのは8年ぶりで、景気後退前の平均水準に戻った。雇用や資本支出、事業拡大計画のほか、売り上げ予想が大きく上向いた。

NFIBの調べによると、売り上げ増が予想されるなか、現在の在庫水準が不十分と見る中小企業が増えた。

中小企業が、従業員の賃金を増やしていることも分かった。12月は、回答者の25%が賃金を増やしたとした。2008年1月以来の高い割合だ。

回答者の約17%が、向こう数カ月間に賃上げを計画しているという。

NFIBの首席エコノミスト、ウィリアム・ダンケルバーグ氏は「賃上げ幅は依然として、合理的な経済成長の際に典型的に見られるレンジ内にあり、労働市場の状況は(需給が)引き締まる方向を示し、賃金に一段の上昇圧力が掛かるだろう」と指摘した。
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やはりアメリカの景気回復は堅調なようで、アメリカの中小企業の25%が給料を増やしているらしい。さらに17%が向こう数ヶ月に給料をあげることを予定しているという。

これだけ中小企業が将来の景気に対して楽観的になったのは2006年以来、およそ8年ぶりだという。アメリカの経済は復活しつつあるのだ。もちろん、まだ完全ではないが、すでにアメリカで働いている人たちは景気回復の恩恵をうけつつある。